学校で中国語を学ぶとき
内モンゴル自治区では、学校で主要科目をモンゴル語ではなく標準中国語で教えることが義務付けられたそうです。
少数民族文化の抹消につながるとの懸念が上がっており、抗議のデモと授業ボイコットに数万人が参加したとのことです。
同様の措置はチベットと新疆ウイグル自治区でも実施されており、少数民族を漢民族に同化させる狙いがあるものとの見方があります。
中国はインドとも国境地帯の領有権を巡って争っており、両国の対立が一段と深まる可能性があります。
日本との関係では、中国公船による尖閣諸島への接近状況は、8月だけで接続水域入域が20日間、延べ84隻。うち領海侵入は3日、延べ10隻になります。
テレビのニュースやワイドショーは、新型コロナと自民党総裁選のことばかりを取り扱い、中国の周辺国や少数民族への動向は伝えてくれません。
「ゆでガエル理論」
ゆっくりと進む環境変化や危機に対応することは、難しいと言われています。
多くの日本人は、このままの生活がずーっと続くものと漠然と思っているでしょう。
そう遠くない未来に、義務教育が中国語で行われることになり、日本人はそこではじめて何が起こったかに気づく………… なんてことにならないことを願うばかりです。