自動売買における安全対策
本日10月1日、東京証券取引所は、全銘柄の売買を終日停止した件について、相場情報を配信するシステムでハードウェアに障害が起き、さらに障害が起きた機器からバックアップへの切り替えが正常に行われなかったことが原因だと発表しました。
(ちなみに日経指数先物は、大阪証券取引所なので取引停止はありませんでした。)
ネットニュースのコメント欄に、IT技術者の人が、「バックアップへの切替というのは、テストの時は正常に動き、有事の際には動かないものだ」と投稿していました。
また想定通りに安全装置は起動したのに、想定外の事象に対応できなかった例として思い出すのは、福島第一原発の事故です。原子炉は、地震による大きな揺れを感知して自動停止し外部からの電源供給が途絶えましたが、非常用の発電機が正常に働き、ポンプなどに電源を供給できました。ところが、津波で敷地内および建屋内が浸水し非常用の発電機などの重要な設備が使えなくなりました。
自動売買における安全対策は、どうしたらいいでしょうか?
もし自動売買システムがエントリー後に大証のシステムがダウンして、利確も損切りもできない状態で一昼夜過ごしたら………と考えたら心配で眠られませんね。
トレーダーにできる唯一の安全対策は、仮に大損しても撤退しなくて済む資金の余裕を持つことではないでしょうか。具体的には、投下資金は全資金量の半分以下におさえるとか。
常に最大の損害を想定して、チビリ・チビリと資金投入することだと思います。
トレードはギャンブルではありませんから、スリルを味わう必要はないので。
ところで、私が利用しているオートレ225のオートマチックトレード(株)さんが、とってもお得なキャンペーンを企画されました。
自動売買に興味がある方は、試してみてはいかがでしょうか。