香港ドルが紙くずに
5月28日、中国の全人代が香港への統制を強める『国家安全法』をが可決しました。
同法により、香港でのデモや抗議集会を取り締まることが可能になり言論統制が一段と強まれば、香港で高度な自治を保障する「一国二制度」は有名無実化します。
香港の特徴は、一国二制度を前提に「金融ハブ」であることです。
一国二制度が崩壊すれば、国際金融市場という地位がなくなる可能性があります。
アメリカで昨年成立した『香港人権・民主主義法』により、アメリカ政府が香港の高度な自治が崩れたと判断した場合、香港ドルと米ドルの交換を禁じることができます。
香港には、中央銀行がなく、民間銀行が多額の米ドルを保有しているという信用に基づき、香港ドルを発行しているので、その交換ができなくなれば、香港ドルは紙くず同然になる恐れがあります。
そうなると、中国は世界の金融マーケットへの玄関口を失い、中国経済は大混乱になるでしょう。 日本経済もその影響から逃れられないでしょう。
世界経済は滝に落ちる直前にいるのかも知れません。まさに「世界経済アラート」ではないですか。
こういう時でも慌てなくてもいいのが、システムトレードです。淡々と日々のルーティンをこなしていくだけです。
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